2022/03/13ブログ
昨今のウクライナ情勢について
周知のとおり、2月24日にロシアがウクライナに侵攻し、戦争が始まりました。
ロシアの手法は、(1)相手国からの独立を主張する勢力を援助する名目で相手国に侵攻する点、(2)相手が先に攻撃きてきたと主張して侵攻する点、(3)軍事力により領土的野心を実現しようとする点で、帝国主義の時代や戦間期に取られた手法と共通するものです。これらの手法を歴史の教科書ではなく、21世紀の時事ニュースで目にすることになるのは非常に残念です。
冷戦終結によっても、「歴史の終わり」は訪れなかったことが決定的になりました。
経済的には、グローバル化の時代は終わりました。
今回のロシアのウクライナ侵攻が歴史的な転換点となることは明らかです。このような重大な国際法違反を看過することは許されず、相当程度の不利益を蒙ったとしてもロシアに宥和的な態度を取ることはできないし、今回の侵攻によりロシアに利得を得させることは今後の国際社会の一層の不安的化を招いてしまうでしょう。
何より、ウクライナの人々に連帯を示したいと思い、この文章を綴りました。(松井 和弘)