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奈良の月

事務所の執務室には、平城宮跡・三笠山等が一望できる窓がある。 この窓から差し込む光や景色は、日々、心に安らぎをもたらしてくれている。 パソコンに向かう手を止め、ふと窓を見上げる。 漆黒の中に、やわらかい光に包まれた丸い月が浮かんでいた。 -あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも- 古人(いにしえびと)の思いがそっと寄り添う。 時を超えて、奈良の月は、美しくやさしい。                                          (坂手)
2020年09月30日