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語源について1(-law)

8月は、松井和弘が担当致します。
5月の記事と同様、法律相談や事件の依頼をしていただく際には、一切前提としていただかなくて結構ですので、お気軽にお読みください。

日常生活を送るのにも、仕事上文章のやりとりをするのにも、言葉の意味をきちんと理解していれば足り、語源にまで足を踏み入れる必要は一切ありません。
とはいえ、語源を知ることにより、えっ、そういう意味から来ていたの?と思うことや、全く新しい言葉に触れるのは、それ自体楽しかったりします。
そこで、今月は、個人的に面白いなあと思った語源を紹介していきます。

私が、最も驚いたものとして、「-law」があります。
これは、例えば、mother-in-law(義母)というように使います。 motherが実母で、結婚相手の実母がmother-in-law(義母)というわけです。

私は、結婚によって法律上母親になるから、mother-in-lawなのだと思っていましたが、実は、これは誤りで、このlawは、「決まったこと」、「結婚」という意味でした。mother-in-lawは、法律上の母親ではなく、より直接的に、結婚によって生じる母親といった意味合いなんですね。

「この語には、この語が連想させるような法律上の関係はまったくない。法律上の(legal)関わりやもつれを表す言葉にはラテン語lex,leg-(契約、規定、法令)に由来するものが多いが、-lawは・・・れっきとしたサクソン語であり、アングロサクソン語ではlage(決まったこと)、ゴート語ではliuga(結婚)で」ある【シップリー英語語源事典初版第2刷(大修館書店)373-374頁(-lawの項)から引用。他の項目を参照する箇所等省略した部分あり】とのことです。

語源の話をするにあたって、最初は仕事柄、法律っぽい言葉で、、と思って選んだところ、法律とは全く関係なかったというお話でした。(松井和弘)
2020年08月09日